新しい服等を着るのって気持ち良いですよね。
だけど何度も着ているうちに、だんだんと、知らず知らずのうちに付いているのが「毛玉」
お気に入りの服を洗う時には服が傷んだりしないように気を付けて洗うけど、普段着等はあまり気にせずまとめてジャブジャブ洗っていました。
すると毛玉ができやすいのは圧倒的に普段着の方。
もしかして洗濯って毛玉が出来やすくなってるのかも?
服に毛玉がつくのは洗濯も原因の一つ?
自分で洗濯をし始めた時は洗濯機の使い方も解らず母に、使い方以外に洗濯の仕方そのものの基本(洗剤の量や色物を分けて洗うなど)を教えてもらったのが懐かしい記憶です。
洗剤も粉洗剤から液体洗剤が主流になり、洗濯機も2槽式から全自動洗濯機に変わってきました。
とても恥ずかしい話ですが、自分で洗濯をするようになったのは結婚をしてからです。
基本的な手順は母に教えてもらったのですが、いざ自分一人でやってみると失敗もたくさんしました。
色落ちするものと白い服を一緒に洗ってしまって色移りさせたり、塩素系漂白剤を使って色物をまだら模様にさせてしまったり、ポケットにティッシュが入っていたのを知らずに洗って全部ティッシュまみれにさせたり・・・と、数え上げたらキリがないくらいです。
それでも月日が流れ、だんだんとそれらしく出来るようになりました。
服や靴下に毛玉が出来るのは、時間が経つとそうなるものだと思っていましたので、まさか自分の洗濯方法が毛玉を増やす原因だったなんて若かった私は気付きませんでした。
少し昔話を・・・
昔、私がまだ若かった頃、親戚のおばさんが洗濯をしていて、洗濯ネットにタオルを1枚だけ入れているのを見て私は笑ってしまいました。
「だって洗濯ネットに入れるものっておしゃれ着や、長いひもが付いていて絡まったら困る物くらいじゃん?」
という認識だったからです。
おばさんは「ゴミが付くのが嫌だから」という理由を教えてくれたのですが、その時はあまりピンときてませんでした。
だけどその後しばらく経って、自宅で洗濯ものをたたんでいた時に、毛玉が出来ている服や靴下を見ました。
白い服に黒っぽい毛玉が、黒っぽいものに白い毛玉が付いています。
「白い服に白い毛玉がつくのは解るけど、何で黒っぽい毛玉が出来ているの?」
その時に親戚のおばさんの洗濯ネットの事を思い出しました。
「あ、そうか!違う色の衣類が洗濯している時にこすれあってるんだ!」
と気付いたんですね。
毛玉が出来る原因は、摩擦です。
生地の表面が摩擦などの影響を受け、繊維の先端が毛羽となってそれが丸まって毛玉になります。
それは衣類の着用の繰り返しでも起こりますが、洗濯時も衣類同士摩擦しています。
当時の私はタオルやトレーナー、靴下なども一緒にそのまま洗っていました。
(衣類の色移りナシ!と宣伝していた洗剤を使っていたので大丈夫なんだろうな?と思っていました)
白いタオルと黒いトレーナーなんかも一緒に洗っていましたので、それぞれの繊維がそれぞれの繊維に絡まって毛玉になっているのだから、いろんな色の毛玉が出来て当然ですね。
毛玉を防ぐ洗濯方法は?
まず、洗濯物同士の摩擦を防ぐために洗濯ネットに入れて洗う!(笑)
(あー、おばさん、昔笑ってゴメンね!)
私は今ではほぼすべての洗濯物を洗濯ネットに入れて洗っています。
バスタオルや毛布などはそのままで洗う事が多いですが、他のものは全て入れています。
洗濯ネットは目の細かい2重構造になっているタイプです。
そして洗濯ネット内で生地が擦れない様になるべく隙間が出来ないようなサイズのネットに入れます。
洗濯ネットに入れるだけでも、入れない場合と比べると全然違います!
洗濯機に洗濯物を入れすぎない
洗濯物がぎゅうぎゅうに入っていると衣類同士の摩擦が起きやすくなりますよね?
なので少し余裕をもった量で洗うと、より摩擦を防ぐことが出来ます。
柔軟剤を使う
柔軟剤を使うと衣類がコーティングされたような状態になり、繊維同士の滑りが良くなり摩擦が軽減されるんです。
デリケート衣類用中性洗剤を使う
シリコンが入っており平滑剤の役目を果ため、摩擦による影響が少なくなると考えられるので毛玉予防になります。
手洗いする
面倒だけどやはり手洗いで優しく押し洗いするのが一番の予防ですね。
服についてしまった毛玉の取り方は?
毛玉が出来ない様に予防するのが大切ですが、出来てしまった毛玉の取り方をご紹介しますね。
毛玉取り器を使う
私の場合はほとんどコレです。
以前は2,3千円くらいの毛玉取り器を使っていたのですが壊れてしまったため、今は100円ショップで見つけた毛玉取りを使っています。
ガサツな性格のせいかコレで充分満足しています。
ただやはり何度も毛玉を取っていくと生地が薄くなってきますね。
カミソリを使う
生地を広げて、生地に対して水平にカミソリをあてていくと気持ち良いくらいに毛玉が取れます。
しかし少しでも角度が入ったり、衣類がよれた状態になるとスパッと切れてしまいます。
私は2度ほどこれで失敗しているので今はやりません。
ハサミを使う
繊維を伸ばすことなく毛玉だけを切り落とせるので衣類にとっては良いのですが、なんせ時間がかかります。
食器用スポンジでからめ取る
食器洗い用スポンジの硬くてザラザラした面を毛玉を取りたいところに当て、衣類の表面をなでて毛玉をからめ取ります。
あまり力を入れすぎると生地を痛める可能性があるので優しく表面をなでます。
取れる面積が大きいので時間短縮出来ますが、私はガサツなのでつい力が入ってしまい衣類の表面がけば立ってしまうのであんまり使ってません。
手で引きちぎるのはダメ
毛玉は繊維が丸まったものなので、繊維が長いと毛玉になりやすくなります。
毛玉を手で引きちぎると下の繊維も一緒に伸びてしまうので、それが次の毛玉の原因になります。
まとめ
毛玉はあまり取りすぎると生地がやせたり傷んだりする原因になるので、なるべく出来ないようにしたいですね。
まずは出来ない様に予防して、それでも出来てしまった時には上記の方法などを試して優しく取ってみて下さい。