どんな仕事でも慣れるまでは大変ですよね。
特に営業職は実績重視ですから周りの目も気になって焦りややる気が無くなる事もしばしばあると思います。
そうなると身体と心のバランスが崩れたり、嫌な事だけ気になったりと悪循環に陥りやすい状況になります。
お客様の訪問が怖い、テレアポが怖い、先輩社員のダメ出しが怖い、よく聞く話しですが、これを克服できれば充実した仕事と感じるかもしれません。
今が辛いからと逃げる前に、もう一度自分自身のチェックをしてみましょう。
営業の仕事は怖い?
怖い理由をチェックしてみよう
私の勝手にランキングの一位は
断られるのが怖い または断られ方が怖い
です。
これについて、考えてみましょう。
営業職と言っても、会社の形態(製造業、卸業、小売業)によっても差が出ると思いますが、訪問、契約、取引、回収の四点を営業の仕事だと定義しておきます。
この中で特に、訪問、契約の段階で断られるのが怖くなってしまうパターンが多いようです。
・新規営業の場合
・邪険にされたり話しを聞いてもらえないから怖い
・やっと話しができても断られるから怖い
以上の理由で怖い人は安心してください。
おそらく貴方の会社には営業の仕事を丁寧に教えてくれる先輩がいないだけではありませんか?
どんな仕事にもメソッドがあります。
家を建てる時には基礎や土台から始めます、壁や屋根から作りたくても作れません。
営業も全く同じです。
考えてみましょう。
お客様の立場になると絶対新規契約したくないと思える時は?
たくさん上げられると思いますが、
・知らない会社だから
・営業が気に入らないから
・現在の取引よりもメリットがないから
・現在の取引に満足だから
まとめるとこんな感じだと思います。
つまり、この逆なら新規契約をするって事です。
新規営業のメソッドとして
(1)会社を信用してもらう。
(ネームヴァリューがある会社は楽ですね。そうでなくても大丈夫)
(2)自分自身を気に入ってもらう。
(若い人なら元気な挨拶、返事で充分、とにかく一生懸命に仕事しましょう)
(3)提案している物のメリットを理解してもらう。
(これは話す事は重要ではありません。大事なのは理解してもらう事です)
(4)現在の取引会社との差を見つける。
(見つけるだけにして口にしないで下さい。悪口は最悪です。悪口かそうでないかの差が解れば使える情報です)
話すことは上の四つ。
(1)(2)が終わらないと(3)以降には進めません。
進んだとしても、今、自分がどこの部分を話しているかを理解しながら進めましょう。
要約すると、邪険にされたり話しを聞いてもらえないのは(1)(2)が出来ていないのに進めようとするからです。
邪険にされるのであれば、訪問時間に問題はないか?(忙しい時間帯、5、10日等の締日、イベント等)チェックしましょう。
話しを聞いてもらえないのは・・・?
貴方は自分の仕事だから訪問していますが、貴方が話す事は相手にとっても有益な情報があるはずです。
しっかりした担当者が話を聞かないのであればそれまでの会社です。
頼んでまで聞いてもらう必要はありません。
先方にとって今よりメリットを提案もできますがする必要がありません。
なぜなら、貴方の仕事は、競合他社よりも多い取引金額を貴方から買い、なおかつ一度の事故もなく支払いもしてくれるお客様を創る事です。
あなたに非がなく話を聞かないのであれば、良い関係が作れるとは思えません。
話しを聞かない所に時間をかけるよりも、建設的な商談を望むお客様を探しましょう。
営業の仕事のコツは?
貴方の武器は何でしょう?
会社から与えられた物も沢山あるでしょう。得値、販促品、パンフレット、etc・・・
ですが最大の武器は言葉です。
ですから、武器を最大限に発揮させる為には使い分けと使用方法が大切です。
声色、口調、スピード、間等が使い分けが大切です。
担当者と会社代表と同じ話し方ではいけません。
もちろん、相手の年齢や性別、職業でも使い分けが必要です。
使用方法は、貴方は話している事に地図を作るべきです。
前述の(1)(2)(3)(4)の、どの話をしているのか?
または、どの話に持っていきたくて今話しているのか?
その地図があれば、迷子にはなりにくくなるでしょう。
言葉数が多い事や相手に臆せず話せる事は、必ずしも良い事とは言えません。
ノープランで話して良いのは友人との酒席ぐらいです。
貴方はお金を頂いて言葉を使うのですから、言葉にはプライドを持ちましょう。
話題の地図を徹底的に叩き込んでください。
それが貴方の武器を最大限に活かす近道になるはずです。
仕事は人生の一部だからしっかり考えよう
仕事は仮に8時間(営業職ではありえませんが…)だとしても、人生の三分の一を占めます。
その収入で人生設計をするので、とても重要な事です。
「営業で生計を立てたいけど… 無理かな?…」
と思う方、諦めないで自分を見つめ直して下さい。
ちゃんとしたメソッドをおさえれば、必ず成果は出るはずです。
それでも、合う合わないがあるので、出社が嫌で具合が悪くなったり、家族や大切な人に対して必要以上に心配をかけてしまう様な方は、仕事を変えるのも大切な事だと思います。
貴方の人生で大切なのは仕事ではありません。仕事は収入を得る為の手段でしかないのですから、幸せになる事を最優先しましょう。
まとめ
営業の武器は言葉!
武器を生かす為に必要なのは会話の地図!
身嗜みやマナー等のそもそも論もありますが、仕事の入り口で辞めてしまうとその仕事の良し悪し、向き不向きも解りません。
少しでも悩む人の参考になれば幸いだと思います。