仕事のミスで落ち込んだり、悩んだりする事もあるかと思います。
場合によっては職場を辞めたくなったり、お遍路さんや座禅を組みに行きたくなったりする人もいる様ですが…
それはそれで見分も広がるので良い事ですが、仕事のミスが原因で職場を辞める選択肢だけは避けて欲しいと思います。
貴方のミスが本当に重大だったなら…
貴方が判断しなくてもコンプライアンス的に仕事が続けられなくなります。
この理由なら仕方ありませんが、それ以外で貴方は自分から辞める必要はありません。
貴方の人生は貴方の物ですから決断は貴方にしか出来ませんが、ミスが原因で辞めて解決すると思うでしょうがそれでは貴方の人生では何一つ解決しない事を理解してください。
凄く嫌な思いもするでしょうから、辞めたくなる気持ちは分かりますが、その選択で得をする人は誰もいません。
私は営業職を長くしておりますので少しお話させて下さい。
仕事のミスが頭からなかなか離れない人へ
自身もたくさんの経験がありますが、そもそもそれって本当にミスですか? ミス確定ですか?
職場には色んな人がいますから、ミスになる前の状態も鬼の首を取ったように騒ぎ立てる人種もいます。
それとか、誰かのミス(になるような物)を見つける事でしかアイデンティティを発揮できない人種もいます。
何が言いたいかというと、貴方にとっての「ミス」の定義は何ですか?
毎日している仕事ですから何が正常で、何が異常なのかは熟知しているはずです。
もし、誰かに指摘されたミスであって、貴方はミスではないと思えるのであれば戦いましょう!
ミスがあったにせよ、貴方の人生に影響を与えるのはコンプライアンス的なミスだけです。
ひょっとすると社内規定に矛盾がある場合だってあるのですから、それがミスだと断定出来てから悩んでください。
悩んだら解決策が出るはずです。
貴方に出なくても先輩や上司から必ず出てきます。
もし出て来ないのであれば貴方はよほど革新的な方法で仕事を進めていた証拠ですから、会社員の枠では確かに収まらないのかもしれません…
大切なのは貴方がミスだと判断したなら、その原因まで追究して貴方の糧、もしくは会社の糧にしてください。
貴方と同じミスをする人は必ず出てきます。
ひょっとしたら既に何人もいてその対応がされていない(多くの場合はこれです!ミスを減らすシステムが機能していないのです)だけだとすると、改善できるのは最もホットな状態にある貴方しかいません。
回りはミスだミスだというかもしれませんが、正確に状況を判断して言うべき事は言いましょう。
ちなみに、私のミスの定義はお客様に迷惑が掛かった場合です。
ですから毎日のように大小さまざまなものが起きてます。
仕事でミスする原因は何か?
例えば、仕事でお客様を怒らせた。
原因は様々あるでしょう…
請求額や支払サイトが違う、言った言わない職種によっても多岐にわたりますが、ほぼ確認不足が原因です。
もちろん貴方だけでなく経理や集計のミスもあるでしょう、営業からの連絡が無いから起こる場合だってあります。
でも、コンプライアンス的なミス以外であれば原因は重要ではありません。
最重要な事は怒らせたお客様と和解することです。(改善策はすぐ出来るのですから)
お客様は今は怒っていますが、死ぬまで怒っているとは思えません。
いつかおさまるのです。
それを今にする事が仕事だと思います。
お客様の怒りがおさまれば、ミスが原因でより深い信頼関係が出来るかもしれません。
または、度を過ぎた要求を正す良い機会になるかもしれません。
大切なのはミスを嘆いて悩むより、本当にミスかどうか検証する事、そして、ハプニング(あえてミスと呼びません)の後、現在よりも良い状態で正常化させる事に頭を使う事です。
それは会社や貴方が成長できる機会ですから、逃げずに率先して頭を使いましょう。
仕事でのミスを挽回する方法
ここまで読んだら、仕事のミスってあるの? と感じた方もいるでしょう。
一生懸命に取り組んでさえいれば(楽する事を優先していなければ)ミスって呼べる事はほとんど起こらないと思います。ハプニングはたくさんありますが…
ミスの挽回は目線で変わります。
お客様からの目線、社内からの目線、上司からの目線、全てに言える事は貴方の姿勢です。
ミスだと嘆いて萎縮したり、必要以上に謝罪をしたり、時間は一方通行ですからどうやっても戻りません。
だから、逃げずに向かう姿勢だけが信頼を得る方法だと思います。
誰だって面倒な事は嫌いのなのです。
避けられるなら避けたいと思う気持ちは多かれ少なかれ存在しています。
でも避けて通れば貴方の人生でプラスに変換できるものは何一つ残らないという事も事実だと理解してください。
私は礼節だけには普段から注意しています。
ハプニングが起こったにせよここが理解されていれば大きくならない要因にもなります。
話す相手によって礼節を使い分け、リスペクトをもって接していてください。
私は「ゴメンね」「あら、ごめんなさい」は日常的に良く使いますが「大変申し訳御座いません」は余り使いません。
ミスになる前に確認をしっかりしていればハプニングで終わる事がほとんどだと思います。
まとめ
ミスが原因で会社を辞める事が馬鹿馬鹿しく思えましたか?
大抵は謝らせ好きな人種とか、なんくせつけるのが好きな人種がギャーギャー騒いでいるだけです。
事実を正確に検証しましょう。
また、そんな奴らに上げ足を取られないように、普段の確認も徹底的に行いましょう。
貴方の気持ちの中で整理がなかなかつかない事もあるでしょうが、時間が解決する事もたくさんある事実も忘れないでください。
貴方は礼節をもって一生懸命に仕事に取り組みましょう。
ミスで色々と責められる場面もあるかもしれませんが、貴方の姿勢をニュートラルな視線で見ている上司や同僚も必ずいます。
貴方の逃げない姿勢を見せつけてやってください。
それは後輩達からは頼りがいがあり強く見えるでしょうし、更に大きなミスを扱う上司からは信頼性を見いだされるでしょう。
それでも嫌なら会社を辞める事は止めませんが、今のミスだけは解決させてください。そうすれば、何一つ貴方にマイナスは残らないはずです。