人が集まると好き嫌いや合う合わないがどうしても出てきますよね。
それが遊びの仲間なら良いのですが、仕事の仲間、同僚や上司となるとなかなか面倒になります。
残念ながら週末以外は顔を会わせるし、上司なら指示を受けなければならないし、同僚なら頼み事をする場合だってあるでしょう。
本当なら同じ会社の仲間ですから同じ目標に向かって進めれば良いのですが、残念ながら感情は簡単に割り切れるものではありません。
それが上司なら余計にイライラは溜まるものです。
イライラ程度で済んでいれば良いのですが、感情はエスカレートするのでイライラからムカムカ、ギリギリ、ガリガリとなっていつか爆発する危険を孕みます。
よくある話ですが「馬鹿課長が嫌で辞めた」「馬鹿部長の尻ぬぐいに嫌気がさして辞めた」貴方も聞いた事があるでしょうが、この台詞を聞いて負け犬っぽく感じる人は私だけでしょうか?
辞めた後、以前の会社よりも年収が上がっていたり、出世していれば言葉の重みもありますが、そうでなければ単なる遠吠えと言われても仕方ありません。
そこで、そうならないように少し考えてみましょう。
上司の勘違いで怒られた!
怒られた時の感情はセクハラを受けた時の感情に似ている気がなんとなくする(受けたことないけど…)
多分同じ言葉で怒られても許せる上司とそうじゃない上司がいませんか?
きっと同意してくると思いますが、つまり尊敬できない人の話しは聞けないし、諭そうとして話しされても語尾にいちいち「お前がな」をつけて心の中で遊ぶものです。
尊敬出来ない上司の場合
上司 「〇〇君、君、やる気があるのか!」
私の心の中 (お前がな!)
上司 「普段サボっているのは知ってるぞ!」
私の心の中 (お前がな!)
上司 「お客様が顔出さないって言ってたぞ!」
私の心の中 (お前がな!)
上司 「部長も嘆いていたぞ!」
私の心の中 (お前にな!)
なんて感じで…
そうだとすると、尊敬できない上司から怒られる事の八割は聞く必要が無いと思います。
そもそも、怒られる内容に納得がいくかいかないかが重要だと思います。
重要な考え方として
・貴方が会社に利益をもたらしている事
・コンプライアンスに抵触していない事
・社内規約に抵触していない事
・輪を乱していない事
これが守れていれば怒られる筋合いはありません。
上司 「分かったのか!」
私の心の中 (はい!この調子でガンガン行けって事ですね!)
上司 「お前、話しを聞いてたのか!?」
私の心の中 (イヤだな、そんなヒマありませんよ!)
って心の中で返しておけば良いです。
問題は尊敬できる上司の場合です。
ここは深く考えましょう。
本当に深く考えましょう。
営業会社の場合だと上司の仕事の中に、驚く事に部下を叱るという項目が組み込まれている場合すらあります。
つまり、本当は怒りたくもないし部下も悪くもないけど… 仕事だから… ってケースや、
本当に怒りたいのは貴方の直属の上司の係長あたりなのだが、もっと上の自分が貴方に直接怒る事で全て飲み込むって思惑で怒る場合もあります。
ですから、勘違いで怒られたとしても、勘違いを招いた行動を謝罪した上で、ご指摘の内容は事実ではございません。と伝えるべきだと思います。
上司部下であっても人間関係ですから、何が正解って難しいですが言うべき事は言うという姿勢はいつでも大切だと思います。
上司が怖いので話せないのは
その怖さの本質って、怒る人によって様々ですよね…
同じ様に部下から怖がられていても自分勝手なエゴイストもいれば、本心から部下を思うモラリストだからこそ、怖くなってしまう人もいます。
ただ平均するとエゴイストの方は、特定の人にはヘラヘラします。
自分以上の上司やお気に入りの部下にはヘラヘラして気に入らない部下にはパワハラすれすれな言動をします。
モラリストは部下も上司も関係ありません。
唯一自身が尊敬に値する人にのみ心を開きます。
この人は本当は怖くありません。
上司の立場の仕事をしているのです。
細かな事で怒鳴るかもしれませんがそれはポジションの仕事に徹しているのです。
やってみると分かると思いますが、一日中怒っているって体力を半端なく使います。
怒る以上自身の姿勢も正さなくてはなりませんから、テンションも高いところで維持しなくてはいけません。
肉体的にも精神的にもクタクタになる筈です。
だから、プライベートは謎に包まれたりします。
思い切って一度、「相談があるので一度、同僚がいない席で話しを聞いて下さい」と言ってみてください。
ただ、すぐに時間を作ってくれても本当の悩みなんて話さないでください。
エゴイストの方は笑い話の種が1つ増えるかどうか程度の姿勢ですから…
「最近、成績が伸びないので尊敬するあなたからアドバイスを頂ければ…」程度の話しをして、回答の内容より貴方が上司と二人で話したことが何人に漏れたか、どんな人に漏れたかを分析すれば本当に怖いのはどちらか分かるでしょう。
私は自分の出世を優先して、部下の残業をもみ消したり、部下の頑張りや成績をすり変える上司が怖くもあり、軽蔑します。
上司の勘違いを訂正する方法
理解して頂けた方もいると思いますが怒る上司が問題ではなく、受け止め方の問題です。
最初から会話なのですから、相手は怒ってこう言った。次に貴方のターンで何を言うって問題です。
私は色々やりあった経験があります。
売り言葉に買い言葉もあります。
経験上、相手も年上の上司ですから貴方が正論をぶつけても折れる訳にはいきません。
行きつく先は感情のぶつけ合いとなります。
でも、仕事でぶつかり合うのであれば(暴力が無ければ)クビって事にはなりません。
上司 「お前みたいな生意気な奴は、うちの会社始まって以来だ!!」
私 「ああ、こっちもあんたみたいな子供じみた取締役は初めて見た!!」
と言ってもクビにはならなかったし、違う取締役から可愛がられるきっかけになった事もあります。
なにが正しいかは本当に難しいですが、自分自身の考え方を確立しておく事は最低限度のラインです。
会社の経営理念と自身の考え方のリンクも必要です。
上司は一人ではありません。
ナチュラルな視点で貴方を見ている人は必ず存在していますから、正しい考え方で正しい仕事を進めましょう!!
まとめ
上司が原因で転職するのもありだと思いますが、ただ、それが「逃げでない事」を確認してください。
どこの会社にもエゴイストはいますし、同僚の足を引っ張る事が出世する方法だと信じ込んでいる手合いもいます。
転職先にそんな奴がいたら、きっと貴方はまた逃げたくなりますよ。
他人との関係は相手の問題だけで善悪は決まりません。
お互いがあって成立するものですから、相手に要求するのも結構ですが、貴方も同じ数量要求されます。
仕事は人生と直結するので、前向きに、昨日より今日、今日より明日を良い環境にしましょう。
現在は過去の結果であり、未来の原因です。明日も頑張って真面目に働きましょう!!