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冬至 季節の行事

冬至はカボチャとゆず湯?んのつく食べ物の由来とかぼちゃを食べる意味

投稿日:2017年10月21日 更新日:

なぜ冬至カボチャを食べたりゆず湯に入ったりするのでしょうか?

「意味はわからないけど、いつもそうだったから」

私自身も祖母や親がしていたのを見て育ち、夕食にカボチャと小豆の煮物が出ると
「あ、今日は冬至なんだ」と思う程度でした。
「ん」の付く食べ物を食べるのも良いと言いますが、そもそもの由来や意味は何なのでしょか?

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冬至にカボチャやゆず湯は必要?

そもそも冬至とは一年で昼が最も短く、夜が最も長くなる日です。
新暦の12月22日頃、冬至の日は太陽が南回帰線の真上にあり、北半球では正午の太陽の高さが最も低くなるからです。

本格的な冬に入る一方、この日を境に日照時間は長くなり、少しづつ昼が長くなり、夜が短くなっていきます。
太陽が見える時間がどんどん長くなっていくため、冬至は古くから太陽が復活する日とされておりました。
そのため太陽が復活する日を祝う行事は世界中に数多く存在しております。

中国も昔から冬至を暦を計算する上で起点になる日とし、正月に次いで重要な節目として天を祀っていました。
太陽の力が復活することから『易経』には「一陽来復」(いちようらいふく)という言葉が記されております。

もちろん日本でもこの日を一年の節目とし、奈良時代から「冬至節」の儀式を行っております。
古代中国の皇帝や、日本の宮中で儀式が行われる一方、民間でも春の訪れを心待ちにする気配が高まります。

農村地域の村里をめぐって春を呼び戻すと言われる太子(神の子)を祀るため、そのお供え物と神を一緒にいただく習わしからお供えしたカボチャや小豆を食べる風習が生まれました。

太陽が生まれ変わり、陰から陽に変わる「一陽来復」の冬至は運気が上昇していくと考えられ、それと一緒に自分たちの生命力が増す事を祈りました。
祈りと共に冬至食を食べ、ゆず湯に入りましたが、それは本格的な冬が訪れ厳しい寒さの中、風邪などひかぬようにとの健康法でもありますので、厳しい冬を乗り切ろうとする昔の人の知恵は現代にも通用するものがあると思います。

冬至に んのつく食べ物の由来は?

冬至にカボチャを食べると風邪を引かないという言い伝えがありますが、その他にも名前に「」が付く食べ物も良いとされ、幸運を呼び込み寒さに負けない身体を作ると言われています。

「カボチャ」には「ん」が入っていませんが、漢字で書くと南瓜(なんきん)なのでちゃんと入っていますね。
かぼちゃ、こんにゃく、ニンジン、れんこんなど、「ん」が付くものは「運」が付くとも言われ「運盛り」とも呼ばれています。

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特になんきん(カボチャ)、にんじん、のように「ん」が2つあるとより運気が上がるとされていますよ。
大事な家族の為に「運」を身体にいっぱい取り込める「ん」が付く食べ物をたくさん食べさせたいですね。

冬至のかぼちゃやゆず湯の意味は?

冬至の定番カボチャは漢字で書くと南瓜です。
北(陰)から南(陽)に向かう
という意味があり、縁起が良いと言われています。

実際は縁起が良いだけではなく、栄養豊富で保存がきくので葉物野菜が不足する冬の時期には重宝されています。
またカボチャには風邪予防やガン、成人病予防に役立つビタミンがかなり含まれています。
カボチャの橙色のかなりの部分がビタミンA効力のあるカロテンだそうです。

お供え物と神を一緒にいただく習わしから始まったものですが、理にかなっているのですね。

北海道の私が住んでる地域ではカボチャと小豆を一緒に炊いた「いとこ煮」を冬至に食べます。

かたいものをおいおい(甥)煮込んで、めいめい(姪)いただく

というのが名前の由来だそうです。

もう一つの冬至の定番と言えばゆず湯ですね。

柚子の強い香りは邪気を払って心身を清めると言われています。
ゆず湯の始まりは天保年間(1831-1845)からのようですが、柚子が寒さに強い植物であると言う事と、実がなるのに時間がかかるので長年の苦労が実るという意味を込められているようです。
体調をくずしやすい季節の節目に身を清め用心するための習わしですが、柚子の香りは心を静め、お風呂に入れると冷え症や神経痛、腰痛などを和らげる血行促進作用もあると言われています。

ゆず湯のやりかたはこちらの記事に書きました。
冬至のゆず湯のやり方は?入り方って何個入れる? ゆずは切るの?

また私事で申し訳ございませんが、私の地域ではゆず湯の習慣はありませんでした。
子供の頃、サザエさんを見てゆず湯の存在を知ったほどです。
何故かというと、北国にはユズの木が生育しないのでそのような風習はほとんどなかったんですね。
近年ではこちらのスーパーでも冬至の時期になると柚子が店頭に並べられるようになりました。

まとめ

冬至の意味やカボチャや小豆を食べる理由が解ると、季節の移ろいや天候などの自然現象と密接な関係をもってきた私たちの先祖の偉大さを感じますね。
しきたりは先祖代々の知恵の結晶と考えると、冬至だけではなく色んなことを積極的に生活の中に取り入れたいと思います。
お子さん達にもぜひ冬至の意味を教えてあげて下さいね。

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