ビジネスマンの皆様、年末年始は体力的にも精神的にもかなりの負担を負う時期になりますね。
特に忘年会、営業の方々は取引先との忘年会もあり、社内においても全社、部門別など複数参加する事が想像されます。
さて、そこで新人の方々油断してはいけません!
貴方方には「無茶ブリ」という挨拶の罠が潜んでいます。
「挨拶は偉い人がするもの」なんてタカをくくってはいけません。
様々な真意が渦巻く中「無茶ブリ」が発動し、貴方が挨拶に立たされる場面も充分考えられます。
そこで、おさえておきたい考え方について考えてみましょう。
忘年会の挨拶で面白い事を言いたい!
大前提として「無茶ブリ」は、振ったくせに期待はしていないのです。
つまり、グズグズになったにせよ、誰からもお咎めも無ければ叱られる事もありません。
ただ、皆の笑いの種になればいいな… 程度の物です。
そこで、考えましょう。
期待通り、緊張でグズグズとなって笑いの提供をすることも良しですが、もしここで貴方が立派な挨拶をしたら…
誰も期待をしていないのですから、印象に残る事は間違いありません。
これがきっかけで社内での知名度も上がるかもしれません。
そこで、挨拶の注意点です。
① 挨拶はアピールの場です。貴方個人をアピールする事
② 年代、性別、思想、仕事の分野、様々なのが組織です。面白い事を言って盛り上げようなどと、自身を過大評価しない事
③ プロットをしっかり守って簡潔にする事(新人さんは 自己紹介 一年の振返り 印象ある上司への感謝 来年の抱負)
④ 社内のトレンド、マスト事案があれば、必ず折り込む事
これを守れば大きな失敗はありません。
新人が忘年会で挨拶を頼まれる訳
先程、期待はされていないと書きましたが、組織は面白い事に様々な考え方の人がいます。
何かしらの真意があって貴方に挨拶を振ってくる場合も当然あります。
大半は笑いの種が目的ですが、中には仕事でのプレゼンをいきなり任せるよりも、失敗しても笑いで済む場所を選んで、貴方の様子を見るという舞台に使う場合も実際にあります。
もし前もって挨拶を打診されたなら、貴方の上司がお披露目をしたいのかもしれません。
しっかり挨拶を作って期待に応えて下さい。
来年は更に充実した仕事を与えられる事でしょう。
それは出世に向けての第一歩かもしれません。
忘年会や新年会で挨拶の場面を与えられたら、元気よく、ハキハキとやり切って下さい。
失敗したとしても何の心配もありません。
それをチャンスだとして、精一杯アピールする姿を見たいのです。
管理職世代の大人たちは、元気でやる気のある若者が大好きなのです。
照れ隠しで茶化したり、意味の無い流行のお笑いネタなどは幻滅されるだけです。
例え言葉が足りなくてもストレートにいきましょう。
忘年会で締めの挨拶を新人がするなら
先の注意点①~④にはめ込んで、挨拶を作ってみましょう。
ケース
日頃より今はまだ微力な私に仕事の厳しさを教えて下さる○○課長を始め、礼儀と緻密さを教えて下る○○部長への恩返しとして、新人としての自分は年内で終わりにし、プロとしての自分を確立致します。
来年は新規獲得はもちろん、来期の新入社員から最も信頼される先輩と目される人材に私はなります。
それでは皆様、グラスを手に…」
無茶ブリならこの程度の量の言葉で充分です。
大きな声で、ゆっくりと堂々と話せばそれなりに聞こえますし、大切なのは心持です。
言葉と裏腹の事は考えずに真摯に話しましょう。
まとめ
ビジネスマンとして、人前で話す事は必ず要求されることです。
それが大勢の前でとなればビビるよりも喜びを感じるべきです。
いくら偉くても、人前での挨拶が下手な人は「求心力に欠ける」と人の目には映ります。
貴方が挨拶を振られたなら例え無茶ブリであったにせよ、大きなチャンスだと思って行ってください。
ネットで調べれば幾らでも良い文章が出てくる時代です。
文面は慎重に作って、そして心持を第一に出世に向かって歩きましょう!