嫌いな上司がいると朝、出社が憂鬱に感じたり、外回りの後帰社が億劫になったりしますよね。
その上司が仕事が出来たり、人間的には尊敬できたりするなら、貴方にとってはプラスになるので良いのですが、問題は仕事も出来ず、人間性も悪く部署がまとまらない状態なら、憂鬱は悩みとなったりすることでしょう。
上司のへの悩みは良く聞きますが、それは本当に悩む事でしょうか?
悩むことが自身の成長につながるのであれば良いのですが、嫌いな上司から得るものは殆どありません。
せいぜい反面教師としてのⅠパターンのサンプルにするくらいでしょう。
そこで、嫌いな上司に対する接し方を考えてみましょう。
なぜなら悩みの哲学の基本は、「悩みは外からやって来るものではありません。貴方の内面から湧き出るものなのです。」
だとすると嫌な上司の存在は悩みの要因の一つとはなりますが、その存在自体は悩みの本質的な原因ではないのです。
上司でなくても、取引先の担当やお客様など肌に合わない、反りが合わない人とは、たくさん巡り合うことでしょう。
そんな時に悩まない様に、悩みとなる前にやり過ごせるように、一緒に考えましょう。
あくまでも仕事もせずに、部下や会社の事もあまり考えない上司限定とさせていただきます。
嫌いな上司との付き合い方とは?
職場の上司となると、物理的に接する時間が長くなります。
仕事の指示を受けたり、嫌な報告もしなくてはなりません。
ですから、聞き取り下手だったり、指示下手だったりすると、貴方はますますイライラする事でしょう。
おまけに、女性社員と男性社員への接し方が極端に違ったり、公私の使い分けが出来ていなかったりすると
「平から出直せ」って気分になるのは必至です。
そこで大切なのは嫌いな原因をより正確に分析する事です。
これはその上司のスペックを顕わにすることに繋がります。
得に悪口と事実の違いにはしっかりと線を引いて考えて下さい。
ただ嫌いだと目を背けずに、感情は一旦置いておいて冷静に分析すると、あなたの足りない部分が見えるかもしれませんし、新たな対応策が見えるかもしれません。
大前提として、いくら嫌な上司でも何かを評価され(若しくは該当者が誰もいないために)そのポジションにいるのです。
ですから、最低限度の付き合いはしなくてはいけません。
その最低限度は貴方自身で決める事ですが仕事のみに徹する事をお勧めします。
・嫌な上司と飲みに行って嫌な思いをした。
・嫌な上司に誘われてゴルフに行って嫌な思いをした。
良く聞く話しですが本当は行く前から察しがついている筈です。
察しがつかずに一度嫌な思いをしたなら、そういう人だと分析をして、次からは最初から行かなければ良いのです。
断れないから行くのでしょうが、意思表示は大切です。
常日頃念頭においておいて欲しいのです。
「私は仕事以外で貴方に付き合う気はありません」って事です。
貴方の見立てが間違っていないなら(仕事も人間性もダメ)、その上司は現在のポジション以上の出世はしません。
まして、貴方の出世に関わる影響は無いと思って間違いありません。ですから、仕事をしっかりとしているなら、その他の事は気にしない事です。
同僚達でまとまるのも手です。
「あいつに誘われても断るつもりですけど、みなさんはどうします?」
的な発言(意思表示)も同僚がまとまる良いきっかけになるかもしれません。
大切なのは 嫌だな と思う事よりも小さなことでも良いので何か行動することなのです。
上司が仕事しないのでイライラする時どうしたら良い?
私ははっきりと上司にイライラを伝えます。
直接言うのではなくてもイライラした態度で仕事をするのも良いと思いますし、同僚との雑談を上司に聞こえるように嫌味を言うのも良いでしょう。
悩みの本質と同じでイライラも自身の内面からくるものです。
それを理解できれば自分に合ったストレス解消法を行えば良いのです。
つまり仕事をしてもしなくても、嫌いな上司を見ているだけでイライラするものなのです。
「働かない奴がいるとイライラするな」
「ただ座ってるだけで仕事した気になるなよ」
など実際によく使うセリフです。
もちろん上司は居て、聞こえるように使うのですが顔は同僚や後輩に向かっています。
上司だけが知らないだけで、私の言葉は上司に向かって使っているのです。
同僚たちはそれを知っているので被せてきたりして、みんなでストレス解消をするのです。
上司に直接言ってもイライラはなくなりません。
あくまでも自身の内面のガス抜きです。
些細ですが、こんな事でもやらないよりも遥かに有意義だと思います。
上司が仕事しない時の対応の仕方とは?
レベルの応じて色々な対処があると思います。
場合によっては上司の更に上司に進言するのも良いでしょう。
一番初歩は仕事の相談をする事です。
ただし、相談はしますが結果が分かっている事だけです。
その結果は自分は次にこの仕事をするが、その前に上司が一つ仕事をしなくてはならない状況にするのです。
例えば「得意先Aに訪問したいのだが、前任は上司だったのでメモ程度でも良いので具体的な情報が欲しい」など。
つまり、上司がそれをしなければ、自分は動けない案件あるって事実を作るのです。
その数が多ければ多い方が良いのですが、上司が仕事しないから仕事の影響が出ているという図式を固めておけば、関係のない仕事も全て上司のスピードの無さが原因で上手くいっていないと社内認識になっていくでしょう。
上司は部門、部署の仕事に責任を伴うので仕事をしないのであれば、当然何らかの代償は払わなければならないのです。
まとめ
嫌な上司もいるでしょうが、ちゃんと部下を見ている上司がいる事も事実たくさんあります。
貴方自身がしっかりと仕事をこなし、部署の活性の為に尽力しているなら、必ず評価されます。
上司との関係は解決が望ましいですが、相手が論外なら飛び越して更に上に進言するのが良いでしょう。
とはいえ、大切なのは貴方自身の心身の健康です。
ストレスは適度に発散していきましょう。
仕事はとても大切な事ですが、心身バランスを崩すと当然継続が出来なくなります。
自分に合った対処が出来るようになる事を祈っています。