会社勤めを有意義にするって、色々な要素が必要だと思います。
仕事のスキルは当然として、人付き合いもとても大切な事ですよね。
上司から好かれ、後輩からは尊敬されたら、会社に行くのも楽しくなると思いませんか?
会社って仕事をする場所なのに、仕事は出来ても、人付き合いが下手だと、出世が遅くなったり重要な仕事も任されないという現実があったりします。
逆に、仕事はそこそこだけど上司、先輩達とも後輩とも上手く付き合う人は、出世が早いなんてケースはよく見ると思います。
そこで今回は会社の中での上司に好かれる方法や、好かれる部下と嫌われる部下の違いについて考えてみましょう。
上司から好かれる方法ってある?
貴方の年齢にもよりますが、好かれる方法はたくさんあります。
その基本中の基本、大前提はあなたが上司を好きになる事です。
ある意味ミラーニューロン(笑)ですね。
科学的根拠は置いておいて、自分が嫌いな人に好かれるよりも、好きな人に好かれる事の方が断然楽ですよね。
こちらが好意を持っているから、相手も好意的に返してくれるでしょうし、嫌悪感があれば必ず態度に出るものです。
「あまり、好感持てない上司なんだよな…」って人は、訓練しましょう。
この好意を持つって事は=好き、尊敬してますって事ではありません。
上司の好感を持てる部分を見つける、尊敬できる部分を見つける、って事です。
私の考え方ですが、この意識で人を観察すると必ず見つけられます。
かなりのこじつけになる場合もありますが、全くのダメ人間はいませんし、完璧な人間もいません。
一つや二つは見つけられるものです。
実例です。
いつも怒り気味の上司がいました。
部下はいつもビクビクです。
報告すれば、「遅い!」
連絡すれば、「遅い!」
相談すれば、「遅い!」
「とにかくスピードが最重要だ!」
という上司と外回りに出かけ、パーソナルな話題もして会社に戻る直前の会話。
私「今日は大変勉強になりました。明日から必ず実行して部長の仕事に対する姿勢を皆に伝えます」
部長「仕事に対する姿勢… そんな話したかな?」
私「いえ、部長の仕事に対する厳しさは真剣さだと分かりました。社内ではいつも厳しくご指導頂いてますが、ついさっきまでパーソナルな話題の時にはその感じがありませんでした」
部長「ほう…」
私「ですが、今、会社が近づくと、やはり厳しい表情になられたので、職場というか仕事に対する真剣さなんだと感じました。経営責任のある部長の立場であれば当然だと思いますが、私達もそれ位の真剣さで仕事に取り組めば、部長の仰っている言葉の真意がもっと理解できるはずだと思いました」
部長「そうかね、皆は、私が厳しいと言っているのか」
私「はい。社内一厳しいと私は思っています。つまり、社内一仕事に真剣なのだと分かりました」
部長「君、今晩時間あるか? 旨い焼き鳥屋を見つけたんだが…」
最後の一行は盛っていますが、こんな感じです。
ここで理解して頂きたいのは、この私の言葉は本心です。
本当にそう思ったから言ったのです。
だいたい怒るなんて相当疲れる行動です。
それを継続する部長ってどんな思考をするんだろうって思っていたので、
にこやかに話していたのに会社が見えてくると厳しい表情になった部長を見て、本心でそう思いました。
私は余り人の嫌な部分は見ない様にしています。
見ない様にしていても見えてくるし、嫌な部分を気にするとそればっかり気になって、最終的には
「あいつ 不幸になればいい… 」
って結論になるのが分かっているからです。
それよりも、この人はどんな良い所があるのだろう?って視点で見ていると、疑問が分かったり新発見があるものです。
この視点は、気にしていないと身に付かないので、是非試してほしいです。
好かれる部下ってどんな人?
上記の考え方と同じで、好かれたいなら好きになる理論で考えましょう。
つまり好かれる嫌われるは逆の立場に立って考えると分かり易いです。
ですから、嫌われる部下を考えましょう。
・若いくせに仕事に意欲が無い
・元気がなく挨拶も聞こえない
・指示待ちで主体性がない
・分からい事を解決させない
・一般論を正義だと信じている
・視野が狭く全体を考えられない
・少ない成功体験を絶対方法だと勘違いしている
・理屈ばかりで実行が無い
・妙に殻を作ってプライベートを守りすぎる
・聞いた事に質問返しをしてくる
という具合にたくさん出てきます。
私の部下だったら、これの逆が好かれる部下って事です。
十人十色ですから、万能を目指すよりも今の上司がどんな人か見て行動を決めるべきだと思います。
やがてあなたも上司になる訳ですから、部下に何を伝えたいのかって視点が出て来ると思います。
私は小手先のテクニックよりも、人生で困らない事を伝えるべきだと思っているので考え方や礼節、礼儀を重視します。
ですから、応酬話法でクロージングして成約に結び付けました、なんて言われても「へー」って感じになります。
でも、それを好きな人もいます。
つまり、人付き合いに正解なんてありません。
正解はありませんが、自分が真摯に向き合っているか、同じ会社の仲間、目上の先輩としてリスペクトしているかは、あなた自身が分かっている筈です。
それが、相手に伝わると理解して人とは接して下さい。
嫌われる部下の悪い所って?
これは部下、上司問わず人としてって話しで、上げればキリがありませんが、自社他社問わず、「仕事をする上で好かれる人の好い所」を考えてみましょう。
・仕事に真剣であり全力である
・スケジュール感が明確でる
・成功は部署の成功失敗は自分の責任と感じる
・挨拶、礼節、心遣いが出来る
・他者に無理難題をぶつけない
・自分の立場の主張よりも他者の立場を尊重する
・いつも元気で明るい雰囲気がある
・約束を守る事を大前提としていて努力を惜しまない
等々、こんな人が取引先にいれば、仕事をドンドン回したくなってしまいます。
これの逆が嫌われる事になります。
脳科学では人は基本ポジティブな考え方をするそうです。
ですから、人付き合いで上手くいかない人は、まずは自分が人を好きになる事が大切で(全体ではなく一部であっても)それからでないと付き合いは発展しないのが現実です。
昔からこれは言われている事ですが、私はこれは真理だと思っています。
水を飲まないと死んでしまうって事と同じくらい当たり前の事です。
きっと職場の中には一人くらいは気を許せる人がいるでしょう。
まずはその人と付き合って、輪を大きくしていくことも良いでしょう。
それともう一つ、嫌われていたって部下は部下、上司は上司です。
あなたが一人前の仕事が出来るなら、無理に上手く付き合う必要はないのかもしれません。
それで悩みにならないのなら、それもアリだと私は思います。
まとめ
今回は好かれる部下について考えてみましたが、もし、仕事も満足に出来ずに付き合いも出来ないなら、とにかく何かで一番になって下さい。
意外と簡単になれます。
新入社員全員に言う事があります。
もちろんは仕事は全くできませんが、明日から一番になれると伝えます。
会社一番、大きな声で元気良く挨拶する事。
これなら仕事が出来なくても、一番になれるでしょう。
大きな声が出ないのなら、一番心がこもった挨拶が出来る人になれば良い。
つまり、目上の人はあなたが努力や頑張りが出来るのか、現状を前向きにとらえ出来る事を実行するのか、って所を見たりもします。
それがあなたの伸び代に見えるからです。
自分と自分の考え方を信じて頑張りましょう。
関連記事
嫌いな上司との付き合い方。仕事しない事にイライラする時の対応
上司に勘違いされて怒られた!怖いから話せないときに訂正する方法
仕事の失敗が言い出せない?怒られるのが怖くて何も手につかない時