年末年始はもちろん、歓送迎会や打ち上げなど何かとお酒の席ってありますよね。
さてそこで、出世を左右するとも言われる飲み会、そこにはどんな利点が隠れていて、どんな落とし穴があるのか考えてみましょう。
たかが飲み会、されど飲み会です。
仕事時間外の行動で仕事がやりやすくなったり、思わぬ引き上げがあったり、はたまた出世を絶たれるなんて事もあり得るのが現実です。
せっかく参加するのですから、充分に考えて飲みましょう。
サラリーマンの出世は飲み会で決まる?!
職場の宴会で出世が決まるとまでは言いませんが、とても重要な要素がある事は事実です。
職場では絶対にアルコールを入れながら働く事はありませんから、お酒が入ったらどう振舞うのかは仕事の裏付けとして見られたり、意外な一面として見られたりします。
そう、見られるのです。
通常の仕事では見えない部分をこの時とばかりに見られているって事が前提です。
スポーツで考えましょう。
良い成績を残した有名選手が良い指導者に絶対になる保証はありません。
自身はあまり活躍しなかったが指導者として大成する人間がいる事も現実です。
もし優秀な指導者、優秀なリーダーの資質のある人材が社内に埋もれていたら…
確かに自身の仕事の成績はイマイチだが、みんなのモチベーションをコントロールしたり全体のテンションをコントロールできる人材がいればチャンスは与えたくなると思いませんか?
突然の抜擢って、実際よくあるのですがそれはこんな理由って場合が実際あります。
ですが、あくまでもチャンスを与えられただけですから、真価を発揮できなければそれまでなのですが…
それでは、大前提を置いて具体的に考えていきましょう。
① 無礼講なんて存在しません。むしろ、役職だけではなく年齢も考慮し接するべきです。
② お酒は飲みますが、絶対に飲まれない事、正体を無くしては仕事になりません。
③ 職場、通常業務では見せられないあなたのアピールの場です。
職場の飲み会は利点がたくさん隠れている
それでは、職場の飲み会の具体的な利点と見られている視点について挙げてみましょう。
具体的な利点と見られている視点
・アピールの場です、普段は話す機会も少ない取締役等へ積極的に話せる。
・余興など、自身のある方はトライしてください。最低でも積極性は認められるでしょう。
・仕事では見えない気遣い、心配りが出来る。
・話題を提供したり、話しを切り替えたりできるコントロール能力を見せれる。
・後輩や同僚からに信頼関係や尊敬が浮き彫りに出来る。
・無茶振りに徹底的に応え、対応能力や断らない姿勢をアピールできる。
等々、挙げればまだまだ出ますが、要は仕事の能力よりも人間力をアピールできる、またそれを見られている数少ない場なのです。
ですから、「僕はお酒の飲まないので不参加です」と言わずに参加してください。
お酒を飲まないのに、皆で楽しむ事が前提の場に参加する姿勢は評価に値します。
同僚は仲間です。
それも人生を共にする仲間ですから、仕事以外のプライベートもある程度はオープンにして楽しみや悲しみは共有するべきです。
あなたが上司となった時、プライベートが全く見えない上司って、仕事だけで皆を納得させないといけないという、まあまあハードルの高い位置になるって事も考えてください。
仕事以外でも尊敬できる上司って、心強いものですよ。
色んな悩みは聞かされるでしょうか、それが信頼に繋がっていくのです。
ですから、飲みの席だからって理由でプライベートな相談を上司にしてみるのも良いでしょう。
それだけ自分を信頼してくれている証拠だと感じる事でしょう。
職場の飲み会で注意する事とは?
お酒で失敗する人もたくさんいます。
度を越した暴言を吐いたり、協調性のない行動をとったり、場合によっては実際暴力に走る人もいます。
たかがお酒だけでこういう事になる人に重大な仕事を任せられる訳がありません。
飲み会と言っても仕事なんだと、頭に徹底的に叩き込んでいればこんな失態は犯さないと思います。
また、バランスは絶対に大切です。
アピールする事だけにとらわれて、周りを見失う事にも気をつけましょう。
気配り、心配りは全員が対象です。
お偉いさんにだけだと同僚からの信頼は得られません。
同僚の動きもしっかりと見て行動しましょう。
もう一つ、一つ先の行動を意識しましょう。
時間厳守は当然ですが、進行上の段取りは積極的に協力してキビキビ進めて下さい。
取締役とか役員さんは、滞りなく出来るのか、グダグダにならないか?ってところは注意して見ています。
ですから、幹事さんは重大なポジションになるわけです。
あなたがもし、幹事や司会進行ならユーモアの一つでも交えながら進められたなら、大きく株も上がります。
飲み会は遊びの形をとっている仕事ですから、この程度を仕切れない様では伸び代が無いと見られてしまう訳です。
「こいつ、なかなか良いな」と思われれば、貴方のちょっとした言動や行動を相手が気になるのは必然です。
同僚とのやり取りや後輩に対する接し方など、些細な部分も誰かに見られていると意識してください。
そう考えると、飲み会の方が気が抜けない過酷な仕事なのかもしれません。
実際、これを楽しみながら出来る人種もいます。
意識しなければ出来ない人もいますし、全くできない人もいます。
この差は性格もあるとは思いますが、普段の考え方ではないかと、私は思います。
まとめ
今回は職場の宴会の利点や注意する事について考えました。
平たく言うと 「目配り 気配り 心配り」
これを身に付けましょう。
そうすれば、例えすぐに出世をしなくても、あなたの人生において必ず役に立つときがくるでしょう。
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