人生は色々、山あり谷ありですよね。
転勤もある、栄転もあれば左遷もある、理由はどうあれ、退職するときだって。
勝手な理由で退職するのに同僚達は送別会をやってくれるなんて事もあるでしょう。
そんな時にあなたの気持ちがちゃんと伝わるように考えてみましょう。
今回は送別会で送られる側の挨拶の例を紹介します。
送別会の挨拶 送られる側の時
栄転、左遷、退職どれであっても、感謝の気持ちは人として忘れたくない事です。
仲が良い人、そうでもない人、天敵のような人、様々でしょうが、あなたを心から送り出したいと思っている人も必ずいるはずです。
嫌いな人がいたとしても、あなたに感謝の気持ちや寂しさを伝えてくれる人達だけには、最低限の感謝やリスペクトを伝えましょう。
あなたが嫌いな人であっても、同じ時間を共有するのですから、それはそれで置いておいて時間を割いてくれた感謝、催してくれた事に対する感謝だけは必ず伝えましょう。
送られる側の姿勢としては、その一点に尽きると思います。
退職の挨拶の例文
「今日は私のために、この様な盛大な会を開いていただいて本当にありがとうございました。
簡単ではございますが私の最後の言葉が、皆様のこれからの仕事や人生の中で、ささやかでも役に立つ事があれば、と願って一言だけ挨拶させていただきます。
この会社に○○年、お世話になりました。
当然ですが楽しい思い出ばかりではありません。
辛い事の方が数としては、圧倒的に多かったと思います。
毎月の営業数字の積み上げをはじめ、新規顧客の管理からアプローチ、回収管理とアプローチ、どれをとっても簡単な仕事ではありません。
それに加え、新プロジェクトの企画、立上げ、新入社員教育の同行訪問やロールプレイング。
一日が24時間でなければ、もっと時間があればと何度も思いました。
仕事とは厳しいものだと教えていただきました。
ですから、私達は強くなったのです。
少しの事ではへばらない心を手に入れたのです。
○○部長から送られた言葉です。
「現在は過去の結果であり、未来の原因である」
私の座右の銘として、事あるごとに記していますがこの言葉に何度も救われました。
時間は一方通行です。
後戻りは絶対にありません。
どんなに後悔しても、やり直す事は出来ないのです。
だから今を精一杯行きましょう。
頑張ろうが手を抜こうが明日はやってくるのです。
常に今を、今に自信を持っていられる人生を送りたい。
私はそう考え、今回の結論を出しました。
私を育てて下さった諸先輩の皆様誠にありがとうございます。
同時に、共に切磋琢磨した同僚の皆様、歩く道は変わりますが、皆様のこれからを私は楽しみにしています。
様々な山を乗り越えてきたのは、成長するため以外に理由は無いと思っています。
これからも、共に成長していきましょう。
本日は本当にありがとうございました」
異動の挨拶の例文
「皆様、本日は心のこもった送別会をありがとうございます。
早いもので、この支店にお世話になって早○年が過ぎました。
正直、最初はこの支店に馴染めるかが不安でした。
名物支店長とアクの強い先輩方、それに引っ張られる若手の図式が一瞬で分かったからです。
ですが、月日が経つと名物には名物たる理由がある事も分かりました。
仕事のみならず皆様の心の支えになっている事、アクが強いのでは無くて、仕事に真摯に向き合っていくとアクが強く見えるだと理解しました。
今の私も大分アクが強く見える事と思います。
細かく話せばキリがありませんが、この支店での○年間は仕事人生の中でかけがいのないものとなりました。
仕事の成長はもちろん、人との繋がり方について大変勉強させていただきました。
簡単にできる事ではありませんが、理想のお手本はたくさん見させていただきました。
支店の皆様、私のこれからの仕事ぶりも機会があればチェックして下さい。
この中の誰かの良い所を参考にしたハイブリットとして、○○支店に行っても遅れる事無くやっていきます。
簡単ではございますが、この様な送別会を開いていただいた皆様への感謝の気持ちを挨拶の言葉とさせていただきます」
「まずもって、本日は心のこもった送別会をありがとうございます。
まだまだ若造の私には、身に余る光栄です。
お酒をいただきながら、こんな会にふさわしい仕事が出来たかと自問して時間が過ぎた感じがします。
答えは、もっと出来たのでは無いか?もっと認めてもらえる仕事が出来たんじゃないか?と思いましたが、それが私の弱点だとも分かりました。
皆様と共に仕事をして、一番感じた事はやり抜く事です。
今日の後悔が無ければ明日は前に進める。
今日の後悔があれば明日は足場固めとなる。
つまり、一日一日の仕事のメリハリが本当に勉強になりました。
自分でもっと出来たと思うより、毎日後悔の無いような仕事をしたかどうかが重要だと肝に銘じました。
ともあれ、私のような若輩にお付き合いいただき、本日は本当にありがとうございました。
この恩は、やがて出世してお返しいたします。
皆様のご健康をご祈願して挨拶の言葉とさせていただきます」
まとめ
思っていない事は口から出ません。
ですから、口に出した事には思っている事だという責任があります。
考え方は色々でしょうが、私は感謝を忘れない人だと思っていてほしいという願いがあります。
皆様の参考になれば幸いです。