どんな仕事をしていても、同僚やお客さまから「できる」と言われると誰でも嬉しいものです。
しかも、その「できる」根拠は自分が意識して行っていることが要因だと、さらに嬉しいものですよね。
生きるためには仕事はしなければならないものです。
どうせなら「できる」と言われたいですよね。
さて、そこで今回はできる営業マンの特徴と共通点、さらに信頼をされるためには何が必要かについて考えてみましょう。
できる営業マンに特徴ってあるの?
営業マンに限らず「できる」人には必ず特徴があるものです。
回りの人から「できる」と言われるのですから当たり前ですよね。
もし、身近にできる人がいるなら、よく観察をして下さい。
良い手本とする貴重なサンプルとなりますし、コピーする重要な素材となります。
私は、大人としての基本が身に付いている人が、できる人の必須条件だと思います。
大人としての基本がしっかりしていると、同い年や年下であってもリスペクトせざるを得ない人となると思います。
それでは大人としての基本はどんなものがあるでしょう。
・約束は違えない
・目配り気配り心配りができている
・想像力に長け、誰も思いつかない事を提案してくる
・責任感が強く、みんなを引っ張る姿勢がある
・サービス精神が旺盛で、みんなを楽しませようとする姿勢がある
・その人なりのしっかりとした考え方があり、それを隠さずオープンにする
ざっと、こんな所でしょうか…
一緒にいてこんな感じの人なら、仕事では頼もしさを感じるでしょうし、遊びの付合いでも一目おく事でしょう。
少し解説してみましょう。
① 約束は違えない
「破る可能性のある約束をしない」
約束を破らない唯一の方法です。
逆に簡単に守れる約束はすすんでしていると、約束をしない時に、相手が勝手に難易度が高いと察してくれる様になります。
そうすると、余計な約束をする回数は減ります。
実際に約束を守った回数が重要ではなくて、相手に約束を守る人だというイメージがつけば良いのですから、約束を守った時にしっかりアピールをしていくのが良いと思います。
② 目配り気配り心配りができている
自分の事よりも相手のことを第一において考える習慣ができると近道です。
また、「常に今の状況判断を的確にする」って事も重要です。
③ 想像力に長け、誰も思いつかない事を提案してくる
誰よりも普段から考えている証拠であり、一般論に縛られない自由な発想がある証拠です。
自分を様々な立ち位置に置いて思考する習慣を付けましょう。
④ 責任感が強く、みんなを引っ張る姿勢がある
責任感が強いということは、投げ出さない、逃げ出さないということです。
仕事も遊びも一人で成立しない事もあります。
その時に投げ出さず、逃げ出さなければ、回りは評価してくれます。
みんなを引っ張る!と、肩に力を入れずに、投げ出さないこと、逃げ出さないことに集中しましょう。
⑤ サービス精神が旺盛で、みんなを楽しませようとする姿勢がある
仕事でも遊びでも会話は重要です。
会話を通して人は人を判断していくものだからです。
ですから、楽しませてくれる人に嫌悪感を抱く人は少ないのが現実です。
お笑いタレントが多いのは(テレビに多く起用されるのは)そのせいだと思います。
楽しい人のところに人は集まり、面白味のないところに人は集まりません。
みんなで会話する時に、楽しませようと思って話す人と、成り行きに任せよう思って参加している人とでは結果が違って当然です。
⑥ その人なりのしっかりとした考え方があり、それを隠さずオープンにする
ただ楽しいだけ、ただ面白いだけでも、一緒にいる理由には充分なりますが「できる」とはなりません。
大切なのは自分の考え方を伝えられるかが重要です。些細なことでも良いのです。
「いつも○○でありたいと思っています」よって、「仕事の手は抜きません」
「普段○○が大切だと思っています」ですから「遊ぶ時には仕事以上に真剣です」
「以前から一番大切なのは○○だと信じています」ですから「適当ではなくて、突き詰める仕事の仕方になります」
こんな感じで、何らかの考えが根拠にあって、それに応じた行動をしている。と思えば、その人の見方は変わります。
それが人となりと伝わるのだと思います。
そして、人となりは相手が勝手に決まることですから「こう見られたい」「こう見て欲しい」と意識しないといけないのです。
そのために、言葉、会話は重要なのです。
できる営業マンの共通点とは?
さて、今度は営業マンに特定して考えましょう。
今回は対お客さまについてのみ考えます。
社内についてもやや違う視点で存在しますが、仕事の成果という意味ではお客さまが重要です。
上記の6項目がある程度できていれば「できる営業マン」となれるでしょう。
ただ、仕事(営業)で使う場合は全力ではなくても良いのです。
営業で訪問している時間だけ、6項目の内のどれかを印象づければ良いのです。
「今回はこのテーマ」「今回はちょうど良い新商品の案内があるのでこのテーマ」と選んで行うのです。
業種や会社などで、内容は変わるかもしれませんが、営業は担当者がどの位入り込めるかも重要な要素ですから、会社の信頼と営業マンの信頼は同じ位重要ですから、自分が信頼されることは必須なのです。
顧客から信頼される営業マンになるには?
① 約束は違えない
② 目配り気配り心配りができている
③ 想像力に長け、誰も思いつかない事を提案してくる
④ 責任感が強く、みんなを引っ張る姿勢がある
⑤ サービス精神が旺盛で、みんなを楽しませようとする姿勢がある
⑥ その人なりのしっかりとした考え方があり、それを隠さずオープンにする
上記の6項目全てではなく、どれか1つでも引っかかれば信頼される大きな要因とはなるでしょう。
そもそも、担当営業マンに対する期待度はさほど大きくはありません。
ですが、「使えない奴」とレッテルを貼られると、仕事(受注金額)が減ってしまう可能性が高くなります。
どうせ仕入れるものならあの人から、あの会社からとなるのがベストです。
相手が何を大切にしているか?
どういう考え方なのか?
会社はどういった考え方か?
などを知っておくのは絶対です。
こちらの勝手な思いを押売りしても、評価されるどころか、干される可能性だってあります。
相手がある事ですから、ベストマッチングを意識しましょう。
今まで意識してなく行動していたなら、自分の言葉や行動に差が出てくると思います。
ある程度の結果の手応えが感じられるまで、頑張って実践しましょう。
最後に
「できる」「できない」「使える」「使えない」
これは全て、あなたの思考と言葉、そして行動で相手が判断することです。
ですからより良い結果になるようにコントロールしていくのです。
ささやかでも参考になれば幸いです。